うなぎというとどうしても濃厚なタレがかかった蒲焼をイメージする方は多いだろう。タレをご飯にかけてそのまま食べただけでもおいしく、口を丼につけてかけこみたくなるほどだ。子供の頃はこの蒲焼が一番人気だったのではないだろうか。ただ、年齢とともに濃厚なものよりもシンプルなものを好む傾向というものが出てくる。これは胃腸の問題もあるだろうが、うなぎの食べ方についても同様で蒲焼よりも白焼きに移行していくという方は多いと思う。
白焼きの食べ方は実にシンプルであり、わさび醤油にさっとつけて食べるというものだ。蒲焼のように分かりやすい味付けではないために、子供にはあまりなじみは無いかもしれないがうなぎの魚としての味を十分に感じることができる真の食べ方だと個人的に思っている。シソなどがあれば切り刻んで乗せて食べるのもおいしい。大葉なども合う。もちろんタレがないのでご飯に乗せずに別々で食べるわけだが、秋刀魚や他の焼き魚と同じ感覚で召し上がれる。
うなぎはスタミナだったり精力がつく料理として有名だ。静岡の浜松が有名な産地だが、うなぎ○イのパッケージに「夜のおやつに」などとかかれているくらいである。もちろんうなぎはその身だけではなく、各部位を個別に調理して食べるのもまた一興であり、うなぎの肝部分を焼いて、醤油で味付けをしたものなど実に美味だ。また、この部分は苦味もあるので辛口の日本酒や焼酎にもよく合う。うな重というメジャーなものももちろんおいしいが、こうした少し大人で味覚の変化を経てきたからこそおいしく食べれる食べ方や部位も貴重である。