うなぎ、と聞いて嫌がる人はいないだろう。スーパーで安価に買えるような時代になったが、やはり特別な魚で、高価なイメージがつきまとっている。今回はうなぎの料理についていくつか紹介したい。まず、筆頭は何と言っても蒲焼。うなぎを捌き、甘辛のタレにつけて焼く、というだけの料理だが、職人の方が調理するとフワッとやわらかい触感で、ケーキを食べているかのような気持ちになる。このうまさは、ちょっと他の魚では味わえない。
蒲焼がタレをつけて焼くのであれば、白焼きはタレ無しである。白焼きはわさびを乗っけて、しょうゆで食べる。これもうまい。蒲焼の強い味つけとは違い、うなぎ本来の味をじっくりと堪能できるようになっている。本当にいいうなぎだと、タレも無いのにジンワリと甘い味がする。蒲焼と違って、ご飯とともに食べるにはパンチが弱くなってしまうが、お酒の友としては最高だろう。専門店に行ったら、蒲焼の前に注文したい一品である。
うざくという料理もある、細かく切ったうなぎとキュウリを酢で混ぜ合わせ、さっぱりと小鉢で食べる一品。さわやかにうなぎを食べたい時にいい。また、卵焼きの中心にうなぎをまく、うまきもある。これは、うなぎの強い味を卵がしっかり受けて止めて、優しくうまい。これでお酒がグイグイ進む。また、肝をつかった肝吸い・肝焼き、頭だけを使った串焼きなんてものもある。どれも美味。うなぎはどこを食べてもおいしい魚なので、いろいろと食べる部位や食べ方をして楽しもう。
最近親に、実家を離れてからうなぎを食べていないのでそろそろ食べたいと何気なく話していた。私は今年の春から実家を出て夫と二人新婚生活を送っている。家事にも慣れ家計にも余裕を感じ始めたのでそろそろうなぎ等のちょっとした贅沢な食材も買って食べてみたいと思っていたのです。すると両親が、「うなぎを買うなら中国産にするんだよ。」と少し微笑みながら言いました。何かひねった意味があるような顔で言ったのですぐに「どうして?」と聞き返してみました。
うなぎの養殖場があちらこちらにある場所に住んでいます。大雨が降れば養殖場の水があふれ、よく川に流れていたと言われています。なぜかその養殖場の脇にある川っぷちに人がかっぱをきていたのをみたことがあります。普通に網ですくって取れるくらいたくさん養殖場から流れ出していたそうですよ。今ではずいぶん養殖場も減ってしまい、30年も前のようなことはありません。懐かしい話です。日本産のうなぎを当たり前のように食べていたのですから。
今では中国産のうなぎなども多く出回っています。
うなぎ、最高です。できれば、月に1回は食べたい。でも、今は年に2回ほど食べる機会があればいいという感じです。うなぎって値段が高いんですよね。なんであんなに高いんでしょうか。養殖とかでも育てるのが大変だから高いんですかね。中国産も買うときは勇気がいります。それでも、やはり土用の丑の日はうなぎを食べたい。
関東のうなぎ蒲焼と関西のうなぎ蒲焼では焼き方やタレ、開き方、串などが異なる点が多くあります。そのため、味も食感もかなり違ったものとなります。関西風のうなぎの焼き方は地焼きと言われています。
関東のうなぎの蒲焼は皮の方を一度、白焼きしてから、蒸し器で蒸して余分な脂を落とします。そして再び、タレをつけて焼きます。白焼きをせず、生のまま蒸してから、タレをつけて焼くというお店もあります。
うなぎとは、ウナギ目ウナギ科に属する魚だ。淡水魚かと思ったら、海を回遊して川に戻ってくるらしい。最近、長い間謎であったウナギの産卵シーンをカメラに捉えたというニュースを見た。こんな身近な魚の産卵がつい最近まで謎であったことには驚いた。うなぎの養殖も卵からではなく、稚魚からスタートするそうだ。産卵する様子が分かったことで、卵からうなぎを養殖できるようになるかもしれない。うなぎが安くなるかもしれない。